2008/09/17 ★ビルを下からダルマ落としの様に解体?

★カットダウン工法(解体)
1463.jpg
1464.jpg

人と環境に優しい解体工法を実用化した、鹿島建設。

●鹿島カット&ダウン工法

赤坂の本社ビルを、下から解体。
★簡単に言うと1階を(地下)を壊し、柱だけ残し鎮めて、又次の階を壊し、柱を残し、沈めて
ダルマ落としの様に下へ崩すとても考えられない、凄い技術だ!!!

★普通は、ビルの屋上に重機を上げて、上から壊して降ろして行く。

木造住宅も屋根から壊す、当然ですよね、それが下から壊す方法を実用化した。

鹿島建設は、中高層ビルを下階から解体する「鹿島カットアンドダウン工法」を開発し、
現在、進めている鹿島旧本社ビル2棟(地上20階・高さ75m、
地上17階・高さ65m)の解体工事に世界で初めて採用した。

従来のビル解体では、重機や作業員が建物の最上階に上がり、
上階から解体を進め、廃材を降ろす工法を採用していた。
しかし、ビルの高層化に伴い、上階から拡散する騒音や粉塵の飛散、
特に市街地では近隣が抱く不安感、高所作業による落下危険性の増大など、
留意すべき内容が増大している。

今回、鹿島が開発した解体工法は、いわゆる「だるま落とし」のように、
ビルの下階から各階を順次解体するもの。
建物の下層階にあらかじめ設置した作業フロアに限定して、梁・床・外装の解体作業を行う。
騒音や粉塵の飛散抑制など、環境に与える影響を低減できる。
重機や人がアクセスしやすい建物の下層階に解体作業エリアを確保しているため、
解体工事に伴い発生する廃棄物を資源としてリサイクルするための分別作業も進めやすい。

高層建物を下階から解体する工法では、建物を支える基礎部分と
上部構造が施工時に地上付近の解体作業階で切断された状態となる。
「鹿島カットアンドダウン工法」では、解体中の建物が地震時に転倒することを防止するために、
建物内部に「コアウォール」構造体を新たに構築し、
建物基礎部分と解体する地上階とを建物内部で連結させ、
解体作業中でも既存建物と同等の安全性を確保する。

鹿島は旧本社ビルの解体工事で得られる技術的知見を収集し、
環境配慮・施工効率の向上、コスト低減など、この工法のさらなる展開を図る。
鹿島が開発したウォータージェットによるアスベスト除去工法とともに、
中高層ビル解体手法のメニューの1つとして、また将来の超高層ビル解体に向けて、
汎用性を高めていく(日経エコロジー編集/EMF)。


★まさに、人と環境に優しい物凄い技術である、
これから、昭和40年代に建てられた建物、30年~40年、
都心でも建て替えたくても、狭く又、色んな問題を抱えている建物には朗報かも?

私達、小工務店は、相変わらず、資本力も技術もなく、従来の解体方法しか
出来ない@、私が若いしの頃、今でも狭いところは手壊し、
天井、壁等落とすと、モウモウとした、埃の中で、作業、、
体にも近所にも良いわけ有りません。

当時は、埃では死なないなんて言ってましたが、今はアスベストなど、
色んな建材が混じり吸いこんだら体に良い事などあり得ない、

★今は、解体も、新築も価格競争だ、少しでも単価を落とし、
仕事を手に入れる、結果的に、現場の職人に、皺寄せが来るのだ、

●最新技術に注目し、町場でも、人にも、環境にも良い工法で
工事が出来る様に努力したいものだ。

★当社の解体風景、ご近所さん御免なさい@@こんな感じ。。。
1465.jpg